ピカソ

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ピカソの両親は「親バカ」だった。

幼少期のピカソは、ふつうの子供と何ら変わるところのない、

無邪気な子だった。

ただ、絵を描くことは好きだったらしい。

絵画教師だった父親をまねて、紙に筆を走らせてよく遊んでいたらしい。

その様子を見た、父親は、息子が自分のまねをしているただそれだけで、

「この子は絵の才能があるに違いない」と思い込み、

自分の仕事は、そっちのけで息子の絵の修練ばかりやっていたという。

また、ピカソも父親から絵を描くことしか教えられず、

ピカソ自身も絵を描くことしか興味がなく、

学校に通っても、教師のいうことなど、上の空で、

教科書も、またたくまに落書きでいっぱいになったという。

今の尺度であれば、「落ちこぼれ」というこになるが、

それを見た母親は、

「おまえは将来、大司教になるに違いない。大司教でなければ大将軍だ。」

と言ったという。






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