徳川家康

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徳川家康の言葉には、

悲観的否定的なものが多い。

生い立ちから戦国の非情な戦いと駆け引きの中で、

否応なくそうなっていったのだろう。

だが、天下取りを締めたことは一度もなかった。

必ず取れると思っていたし、

取ってみせると心に言い聞かせていた。

いかなる時にも事態を甘く見ず、

細心の注意を払って粘り強く立ち向かうことによって、

初めて事は成熟すると確信していたと

いったほうがよい。

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